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このブログ内のアトピー・アレルギーに関する記事はfukutomoの経験&主治医との相談を記録、整理したものです。医療判断・治療方針については必ずかかりつけ医と相談してください。 fukutomoってどんなひと?

プロフィール

はじめまして、fukutomoです。

小学生と保育園児2人の子育てをしながらフルタイムで働いています。それぞれのお仕事をこなしながらの子育ておつかれさまです。

子どもと過ごす時間が愛おしいと思えなくなってしまったとき、どうかこのブログを開いてください。

「これでいいのかな」と悩み続けるママの心に、そっと寄り添える場所をつくりたくて、私はこのブログを始めました。

ここでは、私が実際に悩み、つまずき、泣きながら進んできた経験を、できる限りそのままに書いています。そしてそこに、自身がもがきながら得た学びや知識のうち本当に信頼できると思うものだけを添えました。

子どもとの暮らしが、少しずつ“しんどさ”から“あたたかさ”に変わっていきますように。

悩みの渦中にいるママたちが、ひと息つけるような、そんな“部屋”でありたいと思っています。

なぜこんなブログを作ろうと思ったか。それは以前の私、子育てがめちゃくちゃ辛くなったときがあったから。うちの子どもたちはアトピーと乳アレルギーを抱えています。

ただでさえ仕事をしながらの子育て大変ですよね。

一緒にやってあげたいことが頭の中では溢れているのに食事、睡眠、家事、仕事に追われてそんなことはいつも後回し。そこにアトピーと乳アレルギーが降りかかったもんだからもう大変。日々の生活をトラブル最小限に終えるだけで体力も気力も力尽き、今日も子供と何もしてあげれなかったと自己嫌悪。何よりアトピーも乳アレルギーも治療のゴールが本当に遠すぎて、先の見えないトンネルに迷い込んだような時期がありました。まぁ今もゴールには到達してないのですが。

たくさんの情報が溢れる中で自分の選択が正しいのか確信が持てず、立ち止まっては悩み、また立ち止まる——そんな繰り返しの毎日でした。数ある選択肢、どれが正解か分からなかったし私の選んだ選択が間違っていて子供が苦しんでいるのではないかと精神的にとてもつらい経験をしました。

そのときは自身も無気力になり、それまで楽しくて毎日いろんな発見があってわくわくしていた子育てが本当に苦痛でたまらなくなり、子供と距離を取りたいとさえ思うようになっていました。

思い通りにいかないボロボロの子供の肌を見て泣きたくなったり、少量の乳製品を食べた後は咳ひとつするだけでも緊張しっぱなし&様子を細かく観察するため全集中のつきっきりで他は何も手につかないような毎日。ズタボロなメンタルで1日を終えてそれでも唯一の救いだったのは、夜に子どもと読む絵本の時間。

「今日も無事に終わった」という安堵感からやっと表情も心も和らぎ、いっとき現実を忘れて子供たちとスキンシップをとりながら笑いあえる。ガチガチに凝り固まった心と頭が優しくほどけるような時間でした。

このとき読んできた1冊1冊が、私の育児の荒波にささやかな灯りをともしてくれました。

そんな思い入れのある絵本たちも少しづつ紹介していけたらなと思っています。

fukutomoは医療の職場で10年以上勤務し、アナフィラキシーの現場にも何度も遭遇してきた経験があります。

それでも自分の子どものとなると話は変わってくる。おうちで症状の重症度の判断をするのも、それに対してどうアプローチすればいいか考えるのも全部自分。隣にすぐ相談できる人も協力して助けてくれるひとも基本的にはいない。子どもを守れるのは自分しかいない。

その責任と重圧にかなりのストレスを感じているのだから、他のお母さんたちも恐怖やストレスと日々戦いながら過ごしているのではないかと思っています。自身の手に命を全任せされてる感。それも大切な宝物の子どもの命。それだけはどうしても守りたいからギリギリでも頑張るしかない辛さ。

そんな恐怖やストレスに打ち勝つため、私に必要だったのは多方向からの正しい知識でした。

知識を得てからは、情報の取捨選択ができるようになり、自分の選択にも意思を持てるようになって、また楽しめる子育てが動き出しました。

アトピー・アレルギーに関しての情報はいつも溢れかえっているので、ネット情報を鵜吞みにせず数々の書籍や論文を読み漁りながら気になることはさらに深めて勉強したりしています。信頼性を見極め、自分の子どもの反応や効果も確かめつつ多方面からの知識を日々深めています。

なので、自身のつらい経験や失敗の数々をありのままに。それとfukutomoが得たこれまでの学びを、同じように悩んでいるお母さんに届けることで心がちょっとでも軽くなるヒントになったらうれしいなと考え現在に至ります。

そしてわたしの心の拠り所となっていた絵本についても、振り返ってみると年間300冊以上は読んでいるんだなと気づきました。

もともと兄(あにぃ)は絵本好きで小さいころから集中して聞いてくれたからよく読んでたんだけど、絵本に全く興味を持たずウロウロ歩き回ったりどこかに消えてしまっていた妹(いもちゃん)も、今では立派な“絵本好き”。

保育園でいもちゃんにせがまれて絵本を読んでいると、周りに子どもたちが自然と集まってきておはなし会になっていて他のママや先生から「先生かと思いましたー!」と声をかけられることも多々あり。

なので「読んでも全然聞いてくれなくて」と困っているママにも、ちょっとだけ“楽しくなる”きっかけやコツを届けられて絵本の時間が親子の安らぎの時間になったとしたら、それもうれしいなと思っています。

私がいちばん大切にしているのは、「優しい言葉」です。

言葉でたくさん傷ついてきたからこそ、誰かに届く言葉は、あたたかくて安心できるものでありたいと思っています。

そして、「信頼」は、すぐに築けるものではないけれど、何よりも価値のあるものだとも思っています。

私は完璧な母ではありません。失敗も、遠回りも、たくさんしてきました。

だからこそ、今まさに迷っているママたちの気持ちに、ちょっとだけ寄り添えるのではないかと思っています。

そんなfukutomoは地方の田舎町で育ちました。

「あんたなんか生まなきゃよかった」「やくびょう神」と幼少期に母から言われつづけ傷つく一方、近くに住むばあちゃんがよく自転車で迎えに来てくれて一緒の時間を過ごしました。今でも自転車の後ろに乗って感じたばあちゃんの背中の温かさとにおいは鮮明に頭の中に残っていて、幸せな記憶として思い出すことができます。そんな、ばあちゃんの愛情をたっぷり注がれ、底抜けに明るい子どもに成長しました。

それでもやっぱり母の愛も感じたかったのでしょう。勉強ができたときだけ褒めてくれる母のために一生懸命に頑張っていました。まあ悪い成績をとって怒られる恐怖もあったでしょうが。そんな母でも、褒めてくれたときはやっぱり嬉しかった。だから私は、もっともっと褒めてもらいたくて、努力を続けました。

そんなこんなで小学校、中学校では常に成績上位。今でも「深掘りして学ぶこと」が好きなのは、その頃の名残です。高校生ともなると家族より友達が大事になってきて、母親からの評価なんて全くどうでもよくなり進学校に進むも、あまり勉強はしなくなり浪人も経験。浪人時代はそれまで出会ってこなかったようなさまざまな経歴を持つ先生や友人からの刺激を受け世界が広がり、たっぷりとある時間の中で自分とも向き合い今となればとてもいい経験をしました。

そして大学卒業後は医療の職場で働き続け、現在2人の子どもを育てながらフルタイム勤務中。

子育てピヨピヨの1年目は今思うと本当にひどかった。興味があることはとことん勉強して実践してみる癖があるため、しばしば振り切れて極端な行動や思考にいき失敗したり悩んだり。

生まれてすぐの赤ちゃんはスキンシップが大事と聞けばトイレに行くのすら我慢してひたすら抱っこし、夕飯作る時間ないよーと泣いてみたり(今考えるとめっちゃ怖・笑)。子供との時間を大事にしたいと片道30分かけで子供の寄り道に付き合いながら家と保育園を往復してこれまた家事に追われ泣いてみたり(懲りないねー苦笑)。テレビは2歳までは見せないとの思いから、帰宅後もテレビなしで相手しつつご飯作ってヘトヘトで1日を終えるなどポンコツすぎる母でした。

今となれば「そこまでしなくても」と笑えるけれど、当時はやれることは全力でやってあげたい!って気持ちが強く、たくさんの悩みにぶつかりつつも子供と全力で向き合うこの日々が幸せでした。

そんな中、私の努力だけではどうにもできないこと2つ『アトピーと食物アレルギー』がふりかかってきました。自身の頑張りだけでは根本から解決してあげられない無力さともどかしさを感じながら奮闘する日々が始まり、ここから長い道のりが始まってゆきます(現在進行形)。途中いろんな回り道をしたり遠回りをしたり、崖から落ちて怪我したりと随分な道のりを歩んできました。それでも知識という武器を得てちょっとずつながら前進中。

アトピーへの食事や正しいケア。ステロイドとどう向き合うか。乳アレルギーについての学会の見解や論文。本気でいろいろ調べて、これまでの自身の行動と選択の失敗した点がたくさん見えてきました。

もっと早くこの行動を起こしていたら、きっと今は違ったものになっていただろう。そんな悔しさが途中とちゅうにポツポツあります。でも今は『もう過去には戻れないけれど、ここからできることをしていけば大丈夫。』そう考えられるようになったからわたしのメンタルも大丈夫。

アトピーもアレルギーも、母としての選択ミスがたくさんあって後悔もたくさんしてきたけれど。それを糧にこれからの未来をやさしく整えていくぞ!と、そんな考え方・歩みかたができるようになりました。

だから同じように悩みの中にいるお母さんには、もっと短くて、もっともっと穏やかな道を歩んでほしい。その道標になれたらと願って、私はこのブログに、少しずつ想いを置いていきます。

そして、絵本という魔法のツールで、ママと子どもの時間があたたかく包まれていくように。

このブログが、その小さなきっかけになりますように。